棘だらけの茎や葉
憎い継子の尻をこの草で拭くという
想像からつけられたこの名前
韓国では
嫁の尻拭いというそうだ
淡い桃色のコンペイトウのような花
小さな星のよう
誘われるように
たくさんの虫が集まってくるけれど
拒むようにたくさんの棘
棘の中にひらく優しい花
優しいけれど棘だらけなのか
棘だらけだけど優しいのか
小さな花は
可憐な雄しべをのぞかせて
今日もたくさんの虫を引き付ける
守ろうとしたのは何だったの?
本当に憎いものは何だったの?
変わらぬ愛情 とある花言葉
悲しいまでに愛しい思い
苦しいまでに報われぬ 愛