まっすぐ 空にむかって咲こうと思っているのに いつも いつも よじれてしまう ねじれてしまう 右にいったり 左にいったり からから からからからまわり からまわりばかりするけれど ネジバナのらせん階段 一段 一段 のぼっていこう のぼってみよう 花粉の塊うけとりながら だんだん道は狭くなるけれど どんどん空は近くなる 一番上までのぼったら 少しだけ高くなった青い空 夏がくるよと風がささやく
TOPページへ
「新しい詩」目次へ
サイトマップへ